虫歯について
虫歯は、歯の痛みだけでなく、冷たいものや温かいものがしみるなどの自覚症状が現れる場合があります。これは虫歯が進行しているサインです。一度虫歯になってしまうと、自然治癒することはありません。むしろ、虫歯は進行していく一方です。
そのまま放置していると、歯が溶けていってしまい、最終的には抜歯を余儀なくされる状況になってしまいます。少しでも違和感を感じたら、お早めに受診されることをお勧めします。早期の虫歯治療は、歯を守り、将来的な健康にもつながります。
真心を込めた治療を提供
何よりも、患者さまが抱えている悩みや不安を解消する。
私たちは、患者さまに寄り添い、真心を込めた治療を提供しています。
主訴の改善
私たちは、患者さまのお話しをしっかりとうかがい、正しい診断と的確な処置によって、患者さまが抱える歯の痛みや不自由に感じている症状について、一番気になっている主訴の改善を目指します。
最適な治療
口腔内の状態を丁寧に検査し、治療計画をご説明いたします。当院では、歯科医師の考えを押し付けることはありません。患者さまにとって最適な治療方法を選び、共に進めていくことを大切にしています。
再発させない
虫歯が再発しないように、勘に頼らずに精度の高い治療を行います。綺麗になった口腔内の状態を維持するためには、予防歯科も重要です。定期的な検診や適切なケアにより、再発を防ぐお手伝いをしています。
患者さまに寄り添った
虫歯治療を行います
5年後も10年後も、患者さまが笑顔でいられるために。
今ある大切な歯を、なるべく削らない、抜かずに残す治療を心がけています。
痛くない治療
痛みが苦手な患者さまに安心してご来院いただけるよう、当院では、痛くない治療に取り組んでいます。表面麻酔を塗布することで、麻酔の針を刺す際のチクッとした痛みを軽減します。さらに、超極細の針と温められた麻酔液を使用し、電動麻酔器を活用することで、痛くない麻酔を実現しています。
削らない治療
歯は一度削ってしまうと二度と再生することはありません。当院では、可能な限り歯を削らずに保存する治療に取り組んでいます。歯科拡大鏡などを使用して、虫歯の感染している箇所と健康な箇所をしっかりと見極めながら、極細バーで削る精度の高い治療を行っています。
歯を残す治療
大切な歯を失うことは避けたいものです。当院では、可能な限り歯を残し保存する治療に取り組んでいます。歯科拡大鏡などを使用した精密根管治療や歯周再生療法、歯根端切除術など、経験豊富な専門医が患者さまの状態に合わせた最適な治療を提供します。セカンドオピニオンも受け付けております。
虫歯の進行度合いによる
治療方法の違い
虫歯治療は、進行度合いによって治療方法は異なってきます。
早期発見・早期治療こそが、今ある大切な歯を残すために重要なことです。
C1:初期の虫歯
初期の虫歯は、エナメル質にとどまっており、歯がしみたり痛いなどの自覚症状はありません。この段階では、虫歯菌に汚染されている箇所を削り、白い歯科用プラスチックで詰め物を充填する治療が一般的です。削る量も少なく、通常は1回の治療で完了します。虫歯の進行を止め、歯を健康に保つために早期の治療が重要です。
C2:自覚症状がでてくる
虫歯が象牙質まで進行しており、この段階では冷たいものがしみるなどの自覚症状が現れます。虫歯菌に汚染されている箇所を削り、詰め物を充填する治療が行われます。歯と歯の間に虫歯がある場合や、範囲が広範囲にわたる場合は、インレーと呼ばれる詰め物を使用することもあります。この治療により、虫歯の進行を止めます。
C3:重度の虫歯
虫歯が神経まで進行し、大きな穴が開いているため、自覚症状として痛みやズキズキ感が現れます。この段階では、虫歯菌に汚染された神経を取り除く根管治療が必要です。根管治療により、空洞化した部分を適切に清掃し、歯の土台を再構築します。最終的には被せ物を施し、歯の機能と外観を回復させることができます。
C4:残根歯
虫歯が進行し、健康な歯がほぼ残っていない状態です。この段階では、残根歯の抜歯が不可避となります。抜歯後の治療方法としては、一般的にはインプラント、ブリッジ、入れ歯の3つがあります。当院では、患者さまの口腔内の状況に合わせて最適な治療方法を提案いたします。ご相談やご質問もお気軽にお受けしています。
虫歯治療の流れ
カウンセリング
まず最初にカウンセリングを行います。患者さまの悩みやご不安、治療のご希望などをお聞かせください。
検査・応急処置
お話しをうかがった後に、患者さまの口腔内の状況を丁寧に検査し、主訴改善の応急処置を行います。
治療計画説明
検査結果をもとに作成した治療計画をご説明します。患者さまにとって最適な治療方法を選びます。
治療開始
患者さまにとって最適な治療計画が決まったら、健康な状態に戻すための虫歯治療を開始します。
歯の状態を正確に把握するために、レントゲン撮影を行う場合があります。当院では、安全性を最大限に考慮し低被ばく型の最新のレントゲン装置を使用しており、1回あたりの被ばく量は約0.01~0.03ミリシーベルト程度です。この値は自然放射線による被ばく量の1年分に比べて極めて少ないものです。
詰め物や被せ物には、保険治療と自費治療の2種類があります。自費治療では、セラミックなどの高品質で審美性や耐久性に優れた素材を選択することができます。これらの素材は二次虫歯のリスクを減少させる効果もあります。患者さまに最適な選択肢を提供するため、わかりやすくご説明いたします。
虫歯治療でよくある質問
虫歯の原因は何ですか?
虫歯の主な原因は、食事や飲み物の摂取後に歯に付着した食べカスや糖分が口腔内の細菌によって酸に変わり、歯の組織を侵食することです。
虫歯の初期症状はどのようなものですか?
初期の虫歯では、しみたり痛みを感じることなく、見た目にも歯の変色や表面のなめらかさの変化が見られることがあります。
虫歯を放置するとどのような問題が起こる可能性がありますか?
虫歯を放置すると、症状が進行し、歯の内部に感染が広がる可能性があります。また、痛みや歯の崩壊だけでなく、歯周病や根の感染などの合併症が発生するリスクもあります。
虫歯の治療は痛みを伴いますか?
現代の歯科治療では、麻酔を使用して治療部位を麻痺させるため、ほとんどの場合、痛みを感じることはありません。当院では、この麻酔をする際の痛みも可能な限りなくすように取り組んでいます。治療中に不快感を感じた場合は、遠慮なくお伝えください。
虫歯の治療には何回通院する必要がありますか?
治療の範囲や虫歯の進行度によって異なりますが、一般的には1回から数回の通院が必要です。初診時に詳細な治療計画をご説明いたします。
虫歯の治療にかかる時間はどれくらいですか?
治療の内容や症状の進行具合によって異なりますが、通常は30分から1時間程度の治療時間を要します。複雑なケースや治療範囲が広い場合は、複数回に分けて治療を行うこともあります。
虫歯の治療費用はどのくらいかかりますか?
治療の内容や使用する材料によって異なります。初診時に詳細な治療プランと費用についてご説明いたします。また、保険の適用や自費治療の選択に関する情報を提供します。
虫歯治療の後、食事に制限はありますか?
通常、虫歯治療後は特別な制限はありません。ただし、治療箇所が麻酔されている場合は、しばらくの間、麻酔の効果が残っているため、咬む力や飲食物の温度に注意することが重要です。
虫歯治療後の痛みや違和感は正常ですか?
治療後に一時的な痛みや違和感が生じることがあります。これは治療部位の過敏反応や麻酔の効果が切れることによるものです。通常は数日から数週間で自然に収まりますが、症状が強く持続する場合は歯科医師に相談してください。
虫歯の再発を防ぐ方法はありますか?
虫歯の再発を防ぐためには、適切な口腔衛生習慣の維持が重要です。歯磨きを毎日行い、フロスや歯間ブラシを使って歯と歯の間のプラークを除去しましょう。また、定期的な歯科検診とクリーニングを受けることも大切です。食事や飲み物に関しては、砂糖や酸性のものを適度に制限し、バランスの取れた食事を心掛けましょう。